地球深部探査船「ちきゅう」



この船は海底下7500メートルまで掘削できる世界最高の能力を持つ海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」
(5万7500トン)が9月2日、完成後初めて東京湾に入り、三菱重工業横浜製作所の本牧ふ頭(横浜市)で関係者に公開された。
ちきゅうは全長210メートル。船底からの高さ130メートルに達する巨大なやぐらが特徴だ。
あまりに高きやぐらのため横浜ベイブリッジを潜ることが出来ませんでした。
やぐらは掘削に使うパイプをつり上げるために必要な高さで、海底油田の掘削に使う技術を応用している。



ちきゅうには日米欧など世界各国の研究者が乗り組み、地球表面を覆う厚さ6000メートル前後の地殻をドリルで突き破り、
その下にあるマントルの直接採取を目指す。また地震の発生メカニズムや、地球の過去の環境変化も調べる。
科学的な海底掘削の世界記録は米国船の2111メートルで、大幅な記録更新が期待される。
今後2年間は船や装置の性能確認に取り組み、07年9月から想定東南海地震の震源域にあたる熊野灘の南海トラフ調査に
着手する予定だ。



なお 天皇、皇后両陛下は9日、紀宮さまとともに横浜市の横浜港大黒ふ頭に係留されている地球深部探査船「ちきゅう」
(5万7500トン)を視察している。
紀宮さまは02年1月、岡山県の造船所で行われた命名・進水式に出席していた。

両陛下と紀宮さまは、船内の研究室や操舵(そうだ)室で、地震発生のメカニズムや地球の過去の環境変化などを
調べる役割などに関する説明に熱心に耳を傾けていた。



一般は抽選の3000人10日に見学している。
私はベイブリッジのスカイウォークより携帯電話で撮影したものです。



この上と下の写真は友人より頂いた写真です。



撮影と文:内山亜紀プロ 角田庄壱朗(正一)

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