この記事では、Garmin Vivosmart 5と4の違いを徹底比較し、バッテリー持ちや機能、使い勝手、コスパなど購入前に知っておきたいポイントを詳しく解説します。
両モデルのメリット・デメリットを整理し、あなたに最適な選び方をお伝えします。
1. GarminVivosmartシリーズ概要とVivosmart4・5の特徴
1.1 GarminVivosmartシリーズの基本情報
GarminVivosmartシリーズは、健康管理とフィットネス機能に特化したスマートバンドとして、多くのユーザーから支持を集めています。軽量でスリムなデザインを採用しながらも、歩数計測や心拍センサー、各種ライフトラッキング機能などを搭載しているのが特徴です。日常の健康管理から、運動習慣の維持・強化まで幅広いニーズに応える製品ラインナップとなっており、ビジネスシーンやアクティブなライフスタイルにもフィットします。
従来型のスポーツウォッチに比べ、スマートバンド型のVivosmartは、装着感と操作性に優れた点も魅力です。Garmin独自の計測精度や豊富な健康サポート機能は、ウェアラブル市場においても高い評価を受けています。
1.2 Vivosmart4の主な特徴
Vivosmart4は、Garminが2018年に発売した細身のスマートバンド型デバイスです。Pulse Ox(血中酸素濃度)センサーの搭載や、ストレスレベル計測、Body Battery機能など、ワンランク上の健康管理をサポートする機能が充実しています。さらに、バッテリーが長持ちする点や、軽量でスタイリッシュなデザインも好評です。
また、Vivosmart4はスリムなフォルムでありながら、歩数や消費カロリー、距離、睡眠の質など、日常的なアクティビティデータも詳細に記録できます。通知機能や5気圧防水など、生活のあらゆるシーンで使える点もポイントです。
1.3 Vivosmart5の主な特徴と新機能
Vivosmart5は、2022年にリリースされたVivosmartシリーズの最新モデルです。ディスプレイの大型化とボタン操作の追加により、視認性と操作性が大幅に向上しました。バンドが交換式になり、デザイン面でもより柔軟にカスタマイズできるようになっています。
また、Vivosmart5では心拍数や血中酸素のモニタリング機能がさらに進化し、より正確なデータ計測が可能となりました。歩数や消費カロリー、睡眠計測、Body Battery、ストレスレベルチェックなどヘルスケア関連機能も引き続き充実。バッテリー持ちも前機種と同等以上のパフォーマンスを実現しています。
Vivosmart 4 | Vivosmart 5 | |
---|---|---|
発売年 | 2018年 | 2022年 |
液晶サイズ | 0.74インチ(OLED) | 0.41 × 0.73インチ(有機EL) |
主な操作方法 | タッチ操作 | タッチ+物理ボタン |
バンド交換 | 不可 | 可能 |
主な新機能 | 血中酸素センサー、Body Battery | ディスプレイ大型化、バンド交換、操作ボタン追加 |
このようにVivosmart4とVivosmart5は、基本的な健康管理機能は共通しつつも、新モデルとなるVivosmart5では、デザインや使い勝手の面で大きく進化していることが分かります。
2. デザインと装着感の違いを比較
2.1 本体サイズとディスプレイの進化
Garmin Vivosmart 5とVivosmart 4はどちらもスリムなアクティビティトラッカーですが、実際に手に取るとデザインや装着時の印象が大きく異なります。Vivosmart 5では本体サイズがやや大きくなり、ディスプレイも大きく・見やすく改良されているため、日常使いだけでなくスポーツ時の視認性が大幅にアップしています。
モデル名 | 本体サイズ(S/M) | ディスプレイ | 重量(S/M) |
---|---|---|---|
Vivosmart 4 | 15.0 x 10.5 x 197 mm | OLED(6.6mm x 17.7mm) | 20.4 g |
Vivosmart 5 | 19.5 x 10.7 x 217 mm | 有機EL(10.5mm x 18.5mm) | 24.5 g |
特にVivosmart 5は従来に比べて文字やアイコンが約66%大型化しており、日差しの下や暗い場所でも確認しやすくなりました。その一方、Vivosmart 4はより細身で目立ちにくいデザインのため、アクセサリー感覚で着用したい方におすすめです。
2.2 バンドの素材とカラーバリエーション
バンド部分も両モデルで工夫が異なります。Vivosmart 4は一体型の細いバンドを採用し、フィット感と軽やかさを優先した設計です。これに対して、Vivosmart 5は「バンド交換対応」になっており、シーンや気分に合わせて簡単に付け替えが可能になりました。この進化により、長く愛用しやすくなった点が大きなポイントです。
モデル名 | ストラップ素材 | バンド交換 | カラーバリエーション |
---|---|---|---|
Vivosmart 4 | シリコン | 不可 | ブラック、グレイ、ブルー、パープル |
Vivosmart 5 | シリコン(強化) | 可能 | ブラック、ホワイト、ミント |
また、Vivosmart 5では素材の厚みや留め具の形も見直され、より着脱しやすく耐久性も向上しています。自分の生活スタイルやコーディネートに合わせて選びやすくなっているため、デザイン性も装着感も両モデルで明確な差異があると言えるでしょう。どちらのモデルも、長時間装着し続けても肌への負担が少なく、スポーツや就寝時にも違和感なく利用できます。
3. 機能面での違いと各モデルのメリット
3.1 健康管理機能の比較
3.1.1 心拍数・睡眠モニタリング
Garmin Vivosmart 4とGarmin Vivosmart 5は、いずれも24時間測定が可能な光学式心拍センサーを搭載しており、日常の心拍チェックや心拍ゾーンの把握を自動で行います。さらに、両モデルともに高度な睡眠分析に対応しており、深い睡眠・浅い睡眠・レム睡眠の各ステージや、睡眠中の血中酸素濃度(SpO2)の計測も可能です。ただし、Vivosmart 5では睡眠スコア表示の情報量が増加し、直感的に当日の体調を把握できる点が進化ポイントです。
3.1.2 血中酸素トラッキング機能
両モデルともに「Pulse Ox(パルスオックス)」センサーによる血中酸素トラッキングに対応しています。しかし、Vivosmart 5では日中の複数タイミングで自動トラッキングが可能になり、より正確で頻度の高いデータ取得が期待できます。これにより、日々の健康管理や夜間の体調変動を把握しやすくなっています。
3.1.3 ストレス・Body Battery機能
Garmin独自のBody Battery(ボディバッテリー)は、日々の活動量・心拍変動・睡眠等の指標からエネルギー残量を可視化する機能です。両モデルともこの機能に対応していますが、Vivosmart 5ではストレスレベルのリアルタイム通知やリラックスリマインダーの強化により、より快適で健康意識を高める使い方が可能です。
3.2 スポーツ・アクティビティ機能の比較
両モデルとも歩数、消費カロリー、上昇階数、運動強度分、距離などの日常活動データを網羅的に計測できます。アクティビティトラッキングのスポーツプロフィールでは、ランニング、ウォーキング、サイクリング、プールスイミング(防水50m)などの基本種目に対応しています。Vivosmart 5ではワークアウトの自動認識精度が向上したほか、スタート・ストップボタン追加による使いやすさも進化しています。
機能 | Vivosmart 4 | Vivosmart 5 |
---|---|---|
自動アクティビティ検知 | 対応(精度標準) | 対応(精度向上) |
運動種目追加 | ラン・ウォーク・バイク・スイム | ラン・ウォーク・バイク・スイム +カスタムワークアウト |
ボタン操作 | タッチ操作のみ | 物理ボタン搭載 |
3.3 通知機能や防水性能の違い
両モデルともスマートフォンと連携することで、着信通知やメッセージ表示、カレンダーアラート、SNS通知など幅広い通知に対応しています。Vivosmart 5はディスプレイサイズの向上により、表示可能な情報量が増え、通知閲覧性がアップしました。また、物理ボタン搭載による操作性の向上も特徴です。
防水性能についてはどちらも「5ATM(水深50m防水)」を持ち、水泳、シャワー、日常の防水目的には十分対応可能です。違いとしてはVivosmart 5のほうが本体剛性がやや向上しており、実用面で安心感が高まっています。
4. GarminVivosmart5と4のバッテリー持ちを徹底比較
4.1 実際のバッテリー持続時間
バッテリー持続時間は、ウェアラブルデバイス選びで重視されるポイントです。GarminVivosmart4とVivosmart5の公称バッテリー持ちは、どちらも「最大7日間」とされていますが、利用環境や機能の使い方によって実際のバッテリー持ちが異なります。特にスマート通知や血中酸素トラッキング、心拍数の常時測定などを有効にしている場合は、バッテリー消費が早まります。
モデル | 公称バッテリー持続時間 | 実際の持続時間(参考値) |
---|---|---|
GarminVivosmart4 | 最大7日間 | 約4~7日間 (機能フル稼働時は4日程度) |
GarminVivosmart5 | 最大7日間 | 約5~7日間 (最新センサーで効率向上) |
Vivosmart5はハードウェア刷新によりバッテリー効率がわずかに向上しており、ヘビーユース時でもVivosmart4より長持ちする傾向があります。ただし、2モデルとも使い方による差が大きいことを理解しておきましょう。
4.2 充電方法とバッテリー消費に影響するポイント
どちらも本体裏側の充電端子に専用USBケーブルを接続して充電します。充電時間はおよそ1〜2時間で、フル充電が可能です。バッテリー消費に影響する主な要素は、血中酸素トラッキングの常時ON設定、心拍数の継続測定、スマートフォンとのBluetooth接続による通知受信などが挙げられます。
- 血中酸素トラッキングの自動測定頻度
- 心拍数センサーの常時動作
- スマート通知・アプリ連携の頻度
- ディスプレイ点灯時間と明るさ設定
Vivosmart5は大型化された有機ELディスプレイを搭載しますが、電力効率が改善されているため、ディスプレイの常時表示を控えればバッテリー持ちに大きく影響しません。
4.3 長持ちさせるためのコツ
バッテリーを最大限に長持ちさせるための工夫は、日常使いでは特に重要です。
- 血中酸素トラッキングやストレスモニタリングを必要時のみONにする
- スマートフォンからの通知を必要なものだけに絞る
- ディスプレイの明るさを最適に設定し、不要な点灯は避ける
- 自動同期やGPS連携(アクティビティ時のみ利用)を適宜オフにする
設定を工夫しながら使えば、Vivosmart4もVivosmart5も1週間前後の連続使用が十分可能です。最新のVivosmart5はマネジメント機能も進化しているため、より細やかな調整でバッテリーパフォーマンスを最適化できます。
5. 価格とコストパフォーマンスの違い
5.1 発売時の価格と現在の相場
Garmin Vivosmart 4とVivosmart 5は、それぞれ発売時期や搭載機能によって価格帯が異なります。最新モデルのVivosmart 5は新機能を追加したことでやや高めの設定となっていますが、Vivosmart 4は発売から年月が経ち、現在は価格が下がっており手に入れやすくなっています。以下の表は、発売当初の定価と2024年6月時点での主要ECサイトにおける実売価格の例を比較したものです。
モデル名 | 発売時の定価(税込) | 現在の平均実売価格(税込) |
---|---|---|
Garmin Vivosmart 4 | ¥16,280 | ¥9,000〜¥11,000 |
Garmin Vivosmart 5 | ¥18,800 | ¥16,000〜¥18,000 |
店舗によって価格は異なりますが、Vivosmart 4は在庫限りとなっている場合が多く、キャンペーンやセール期間を狙えばさらに安く購入できる可能性もあります。一方、Vivosmart 5は流通在庫も多く、定価に近い価格推移が続いています。
5.2 コスパ重視でどちらを選ぶべきか
コストパフォーマンスの観点で比較すると、予算を抑えつつ基本的な健康管理や活動量計の機能が欲しい方にはVivosmart 4が向いています。Vivosmart 4は軽量でコンパクト、必要最低限のセンサー類を搭載しており、現在では1万円前後で手に入りやすいのが大きな魅力です。
一方、Vivosmart 5は大型化したディスプレイや操作性アップ、バンドの付け替え、バッテリー持続時間の若干の向上、一部センサーや通知機能の強化など、機能面で進化しているため、機能充実度や今後のサポート、より快適なユーザー体験を重視したい方に適しています。
「コスパ最重視ならVivosmart 4」「最新機能や今後のアップデート・サポートも加味するならVivosmart 5」という選び方ができます。ライフスタイルや用途、そして予算に合わせて、自身に適したモデルを選ぶことが重要です。
6. どちらがどんなユーザーにおすすめか
6.1 Vivosmart 4が向いている人
Garmin Vivosmart 4は、スリムで軽量なデザインやエレガントな外観を重視するユーザーにおすすめです。普段使いしやすいコンパクトなサイズ感で、細い手首にもフィットしやすい点が特徴となっています。また、コストパフォーマンスを最優先したい方や、心拍数・睡眠モニタリングなどの基本的な健康管理機能があれば十分という方にも適しています。価格が手頃になっているため、初めてフィットネストラッカーを購入する方や、スマートウォッチの入門機としても選ばれています。基本的な通知機能や日常のアクティビティ記録ができれば十分という方にもピッタリです。
6.2 Vivosmart 5が向いている人
Garmin Vivosmart 5は、操作性や画面の見やすさ、健康管理機能の充実を求めるユーザーにおすすめします。タッチディスプレイの拡大や操作ボタンの追加により、視認性や操作性が向上しており、運動時や移動中でも情報が確認しやすくなりました。また、多機能な健康管理(例:血中酸素トラッキング、Body Batteryやストレスレベルの詳細モニタリング)や新しいスポーツ・アクティビティ機能を活用したいユーザーにも最適です。バッテリー持ちも大幅にパワーアップしているため、長時間の利用や頻繁な充電を避けたい方、ワークアウトや長期旅行での使用にもおすすめです。機能性重視、最新モデル志向の方や運動習慣がしっかりとある方、スマートフォンとの連携機能を最大限活かしたいユーザーにもVivosmart 5が向いています。
ユーザータイプ | Vivosmart 4 | Vivosmart 5 |
---|---|---|
デザイン重視 | スリム・エレガント・軽量 | カラフル・見やすい画面・操作性UP |
健康管理機能 | シンプル・基本機能中心 | 多機能・血中酸素・Body Battery強化 |
スポーツ利用 | 日常利用向け | アクティブな運動・記録重視 |
バッテリー持ち | 標準的(最大7日間) | パワーアップ(最大7日間、使用環境によりより長持ち) |
コストパフォーマンス | 価格重視・手頃 | 最新機能重視・納得の価格 |
おすすめユーザー | 入門者・手首が細い方・コスパ重視 | 機能性重視・運動習慣がある方・画面重視 |
7. まとめ
Garmin Vivosmart 5とVivosmart 4はデザインやディスプレイ、健康管理機能に進化が見られますが、最大バッテリー持ちはどちらも約7日間とほぼ同等です。最新機能や視認性重視ならVivosmart 5、価格と軽量さを重視するならVivosmart 4がおすすめです。それぞれの利用目的に合わせて選びましょう。
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